今まで提供させていただいたボトルを紹介しています。
october 2013
日本の人気ボトラー「TRHEE RIVERS」のダイナソーシリーズ第4弾。過去3回と同様にボウモア蒸留所で、2000ヴィンテージの12年熟成となります。
このシリーズ「ダイナソー」(恐竜)はその名の通り、美しい恐竜の絵を採り入れたアーティスティックなラベルに仕上がっています。
今回の恐竜は「ヴルカノドン」で、体が大きく長い顎を持つ草食恐竜では最古だそうです。
久しぶりのボトラー自信のピースサインは、ファンなら飲みたくなるサインですよね。
テイスティングノート - 香りはライトな南国フルーツ、グレープフルーツキャンディー、潮。
味はライトだが優しく甘いトロピカルなフレーバーとスモーク。フィニッシュはバニリンでスモーキー&潮。
october 2013
グレン・モール蒸留所はグレン・アルビン蒸留所の隣に建てられておりましたが、1983年に両蒸留所は一斉に閉鎖。
現在はスーパーマーケットとなっており再開は絶対にない蒸留所です。オフィシャルボトルは全く存在せず瓶詰業者からわずかに出ているのみ。
このボトルはゴードン&マクファイルのカスク・ストレングスで度数は最強の部類に入る強烈なボトル。色はやや濃い琥珀色。香りは非常にスイート。度数は強烈だが度数の割には猛烈な香りはしない。
味わいは実に濃厚な甘さを持ちウッディネス(熟成木香)も豊富。フィニッシュはさすがに強烈だが非常にスモーキーな香りが続く。
october 2013
日本の人気ボトラー「TRHEE RIVERS」「チャーチ」(教会)シリーズとなりますスペイサイドの人気蒸留所、グレンリベットの1974 38年熟成。今回のグレンリベット1974は、シリーズ第2弾となります。
このシリーズ「チャーチ」(教会)は、世界各地の教会や聖堂の写真をラベルデザインに採用し、アーティスティックなラベルに仕上がりました。
今回はスコットランドのエディンバラにあるセント・ジャイルズ大聖堂です。
テイスティングノート - 香りは芳醇なシェリー香、ミント、カラメル。味はスムースでドライイチジク&レーズン、ミント&オレンジ。フィニッシュはクローブ、ウッディー&ミンティー。
october 2013
カルヴァドスと言えばシ-ドル(リンゴの醸造酒)を蒸留したブランデ-と言うのは、ご存じの通りです。
世の食通にディジェスティフとして、こよなく愛されてきた銘酒で『凱旋門』など、カフェのシ-ンでもよく見かけたりします。
アドリアン・カミュは、16世紀以来カルヴァドスを自家蒸留している名門でカルヴァドスの優良産地、ペイ・ド-ジュ地区に35ヘクタ-ルの自家リンゴ園を所有し、およそ30種類のリンゴを栽培しています。(カルヴァドスACでは48種類が認められている。)
同社の製品は全て最高の評価を得るカルヴァドス・ドゥ・ペイ・ドージュ。
先代のアドリアンは既に引退。現在息子のクロ-ドと家族のみで運営して、リンゴの収穫の時期にのみ臨時手伝いの人を雇うといいます。〈当ドメーヌの収穫は、全て手作業で行っています。)
以前にも一度開けていた、1929。あの舌にまとわりつくような濃厚な味わいが忘れられません。
宝物のような一本。是非ぜひお楽しみに。
october 2013
クレマンの歴史は、1887年に医師でありル・フランソワ市長であったオメール・クレマン氏が砂糖のプランテーションを購入、アグリコール製法によるラムの生産を開始したことに始まります。
その後息子のシャルル・クレマン氏によりマルティニーク島外に広められ、フランス本土が主要な市場となりました。
1970年代半ばにはヨーロッパや中南米、アメリカなどにまで市場が広がります。
外国の巨大資本を警戒し、1987年にはクレマン家に近いアヨ家に売却されるものの、代々受け継がれてきた伝統、文化、情熱を今でも守り続け、現在ではマルティニーク・ラムのリーダー的存在となっています。
1991年に瓶詰され、ここ10年以上、市場に姿を現さなかった70が久々の入荷です。
52年、76年と評価の高いシングルヴィンテージでしたが、この70を一番好むファンも少なくはありません。
october 2013
最も人気のあり、評価の高いレコルタン、ジャック・セロス。アヴィズとクラマンの村に所有する7ヘクタールのシャルドネは、樹齢50年に達します。
ブルゴーニュでワイン醸造の研修をしたセロスは、1980年に父親の後を継いでシャンパーニュの生産を始めましたが、ブルゴーニュと同様に一次発酵を新樽を含む228リットルのフレンチオークの樽で行い、更にこれを6か月間樽熟成させます。
当然、そのシャンパーニュには強烈なオークの香りと樽熟成に由来する酸化のニュアンスがみつかり、ジャーナリストの間では「スパークリング・コルトン・シャルルマーニュ」と賞賛されているのです。
グラン・クリュ、アヴィズのシャルドネ100%。 ドサージュは1.3g/Lで、エクストラ・ブリュット仕上げ。ブリオッシュ、バニラ、そしてナッツや熟したリンゴの香り。
ベースにはミネラルがたっぷり感じられますが、洋梨やアプリコットのコンフィを思わす豊潤な味わいです。深く複雑な味わいは、セロスのミレジメを十分に物語ってくれます。 年産6000本の希少品です!
どなたか抜栓、お待ちしております。
october 2013
テイラー・フラッドゲート&イートマンは、世界最高と言われる優れたポートを造り続けてきました。
すばらしいポートを生むのは、大西洋岸沿いにあるポルトの街からドウロ河を100キロほど内奥にさかのぼった地域にあるキンタ・デ・ヴァルジェラス。
畑は極端に雨が少なく、夏には一日の寒暖の差が50度もある厳しい気候のもとにあります。河に沿ってそびえたつ断崖のシストと呼ばれる硬い岩盤の上に植えられた樹は、水を求めて25メートルも深く根を張らねばなりません。
新たに畑を造るときには、ダイナマイトで岩盤を打ち砕きます。しかし、そんな厳しい環境が、濃厚な味わいの葡萄を実らせるのです。
また、毎年摘み取った葡萄をラガールと呼ばれる大きな石槽の中で、夜通し音楽に合わせて足で破砕するのがテイラーの300年以上変わらない行事です。
いかなる機械も人間の手、足、目の感覚機能にはまだ遠く及ばないからです。一方で、近代的な栽培法や醸造のテクノロジーの導入にも熱心で、伝統と新技術を並行させることがテイラーの成功の秘訣だと言えるでしょう。
1955は20世紀を代表するヴィンテージの一つ。かのロバートパーカー氏も高評価のスペシャルな一本です。
october 2013
こちらは詳細が非常にわかりにくかったので、いつもの変態ソムリエさんにご協力いただき解説をいただきました。
マルキ・ドヴィニエ、現在確認できる銘柄が追えないものの、住所から考えられるところだと、CHALONS-SUR-MARNE(現CHALONS-EN-CHAMPAGNE)が唯一ペリエ・ジュエの本拠地であ
る為、このメゾンが持つ別ブランドを使用しているものと考えられます。
イタリアのヴェネト州の山奥にある非常に有名なカポヴィラ社が行ったものと思われます。
特に、今は亡きロマーノ・レヴィと比較されることの多い生産者でもある為、味わいよりも希少性が云々語られることも多いかもしれません。
同社は移動式の蒸留機をいろいろな生産者へ持ち込み蒸留を行うことを得意としており、シャンパーニュでは比較的よく行われた歴史があるようです。
近年ではフィリポナ社の「クロ・デ・ゴワセ」の葡萄のみを用いたマールが有名です。
また、グアドループ島まで蒸留機を持ち込み、自ら蒸留したアグリコール・ラムもあり、60年代~70年代は、景気状況の不安定さもあり、ワインの売れない時代が長く続き、蒸留が比較的よく行われたようで、ブルゴーニュでも売れ残りをフィーヌやマールとして蒸留すること、一時期国家として推奨された時期であり、この影響が色濃く反映されていると思われます。
october 2013
軽井沢蒸留所は、活火山である浅間山の麓に1955年に設立されました。避暑地としても有名な軽井沢は、海抜850メートルという高所に位置しており、そのスコットランドに似た湿度が高く涼しい気候はウイスキーづくりに適した環境でした。
1991年に日本ではいち早く、スコットランド産麦芽を取り入れ、熟成にはほぼオロロソシェリー樽を使用しています。
しかし、同蒸留所は2000年に製造を終了し、今年、2012年には完全に閉鎖。今後、ウイスキーがつくられることのない幻のシングルモルトとなってしまいました。
シェリーバットの14年熟成。煮込んだイチジク、マロンクリーム、焼きプリン、チョコ、ウイキョウ、咳止めシロップの香りが特徴的。とても甘やか。
August 2013
テイラーズは3世紀以上にもわたって、ポートワイン業界の代表的なシッパーとしてその歴史を歩み続けてきました。
1692年の創業当時から現在まで、パートナー(共同経営者)一族によって経営されており、一度も他社の傘下に入ることもなく、常に最高のポートづくりに従事しています。
高名なワインの専門家で、ロンドンのクリスティーズのワイン部門のディレクターでもあるマイケル・ブロードベントM.W.は1992年、同社の300周年記念によせて、次のように書いています。
「私の中でテイラーは至高の位置を占めている。私はしばしばテイラーをラトゥールになぞらえてきた。
その力強い個性、たくましさ、長い歳月を生き抜いていく素質と可能性。
そして、そのワインの性質にあたかもラトゥールを思わせるような力強さを与えているのが、他の追随を許さないテイラーの個性である。」と・・・
1963年はポートワインで言うグレートヴィンテージ。これは贅沢の極みですね。
August 2013
シャトー・ド・ロバートは、バ・アルマニャック地区ソルベ村に102haの畑をもつ生産者です。
1974年以来、シャトーでは、ぶどう栽培から熟成に至るまで、一貫して自家生産を行うようになりました。
原料ぶどうは、ユニ・ブラン種とバコ種が大半を占め、コロンバール種、フォン・ブランシュ種が少量ブレンドされております。熟成用樽材は、モンレザン産のガスコーニュ・オーク。
タンニンを多く含むこの新樽で2年寝かせたあと、古樽でじっくり熟成させます。タンニン分を感じる重厚な味わいが特徴。
August 2013
皆様ご存じ。ウィスキーのロールスロイスこと、マッカランはスコットランドスペイサイドの豊かな大自然の中で育まれるシングルモルトウィスキーです。
マッカランエステートと呼ばれる大規模な大麦の耕作地で育まれた良質な大麦を原料に、マッカランは生まれるのです。
熟成に使用される樽は1度シェリー酒の蒸溜所に貸し出され、シェリーの貯蔵に使用したものだけを使っています。
職人が熟成のピークを見きわめ、完全なものだけを慎重に瓶詰めし、ウイスキー通たちが待つ世界各国へと出荷します。
1980年代前半まで作られていた、古き良き作りのマッカランを是非ぜひご堪能ください。
August 2013
こちらは詳細が良く解らなかったので、知人のでマニアックなソムリエさんにご協力いただき教えていただきました。
「モンヴィレール ロイズ」銘柄としては現在も販売されているが、ボランジェグループ傘下の銘柄と思われるもので、現在はボランジェとしてのブランドで提供されない低価格帯のブランドとして存在しているようです。
ただし、アイ村の畑を多く所有するようで、当時はこのピノ・ノワールが多く使用されていたことが予想されます。
古いシャンパーニュのマール。まだ開けておりませんが楽しみです。